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代表はこんな人

社会保険労務士の亀岡亜己雄です

人口1万人ほどの田舎の出です

私が生まれ育ったところは、福島県伊達郡国見町という人口1万人ほどの小さな町です。自転車で10分ほど走りますと、もう宮城県にはいろうかという福島県の北の端です。

 

福島県は、会津地方、中通り、浜通りと3つの地域に区分されて呼び名があります。私のいたところは中通です。東北本線や東邦自動車道が割と近いところでした。

 

当時は、家の裏側近くは、少しいくと山で、あけび、栗を食べたり、きのこや昆虫をとったりと自然と接して育ちました。クリスマスのころは、山に行って気を切ってきて、天然の木のクスマスツリーを飾っていたのを思い出します。

 

待ちの散髪屋も限られていましたから、クラスメイトの多くが同じ散髪屋だったかと思います。自転車も限られていましたから、自転車トラブルがあれば、そこの自転車屋に持ち込みしかありませんでした。

何も知らなかった社会人一年生

1 いい経験になった座禅研修

その後、社会人になりました。(株)TKCに入社しました。大学で現役の公認会計士の先生から企業会計を学んだことがきっかけで、専門性を活かせると思い飛び込みました。

 

(株)TKCの創業者は、『不撓不屈』(作家・高杉良)という小説や滝田栄が主役で同名の映画にもなりました飯塚毅です。

 

TKCでは、新入社員に対し、ビジネス研修だけではなく、禅寺での座禅研修がありました。22・23歳の若造だった私は、肉が食べたいなどの雑念が浮かぶばかりで、とても座禅には程遠いものでした。会社では、『参禅入門』(大森曹言)を10回読む読書命令がありました。

 

座禅では、ケイサクでびたっ!と打たれます。痛みが・・・しかし、ふと我に返ります。座禅研修ではみな打たれましたが、私の同期生が打たれたあとでケイサクにひびが入りました。同期生はお坊さんから割れたケイサクをプレゼントされていました。

2 法律情報データーベースが法律の意義を教えてくれた

当時は、これからビジネスマンだという気持ちでいっぱいで、心新たに緊張したのを覚えています。TKCでは、法律情報データーベース(LEXDB)の構築の部署に配属になりました。社内でも初めて設置された部署で、新規のゼロスタートの未知な業務でした。

 

今でこそ、大学や官公庁で利用されていますが、当時、日本には本格的な法律情報データーベースがないこともあって、知名度はほとんどありませんでした。明治時代からの判例から対象となり、データベースのための校正作業を行っていました。しかし、当時は、むずかしくて何もわかりませんでした。

 

TKCには税務研究所という部署があり、元判事、元国税不服審判所長などの博識な方々が集まっていました。疑問が生じるとその方たちに読みこなしてもらい説明を受けます。それはそれは鋭く、時に、「この判例はここがおかしい」などとズバッと指摘されていました。雲の上の存在でした。

 

しかし、わけがわからないながらもやりがいがありました。不思議と判令を読むのは嫌ではありませんでした。明治時代の判例集は、めくっていると紙が古く今にも破れそうで、慎重に扱いました。かなり手が痒くなる代物でした。法律情報データベースの構築の仕事は、重要な意義を教えてくれました。

遭遇した労務の疑問

TKC時代に転勤が多くありました。最短で6か月、平均して1年数か月ごとに転勤となっていました。すべて住居の引っ越しを伴う転勤でした。4-5回の転勤になるころに、大きく疑問となりました。

 

いくら社命でもこんなに転勤になるのはおかしくないだろうか、働く者は従わなくてはいけないのか。転勤の回数、敷金・礼金の費用負担・・・やがてこのもやもやを模索して出会うのが社会保険労務士になるわけですが・・・・。

 

TKCでは、営業の仕事を長くやりました。会計事務所が顧客で、財務システム、販売購買システム、給与システム、建設原価計算システム、クリニック向け財務システムなどを会計事務所及びその関与先企業に促進する業務でした。

 

中でも、昭和63年の1月、昭和天皇が崩御された日に、OAセミナー(販売促進のセミナーです)をやったたことは記憶にあります。みな自粛で、建物の明かりが消え、真っ暗でした。そんな中、セミナーを開催して講師をしていました。今だったら、即、中止でしょう。

 

営業仕事はハードでした。ひたすら歩くために、夏などは、スーツが汗だくで潮が吹くくらいびしょびしょになりました。今のようにクールビズなどではなく、服装マナーにも厳しい時代でした。

 

その他、いろいろな業務を経験させていただきました。しかし、転勤のもやもやは消えず、転勤を探求するようになって、社会保険労務士というものがあることを知りました。どうやら、労務や労働・社会保険を専門に向き合う仕事をやる人らしいと・・・。私は、転職を決意するきっかけになりました。

さらにハードなコンサルタント時代

転職先は、コンサルタント会社でした。経営診断を行うこてこてのコンサルティングでした。企業を改善・改革する思い、TKC時代のモヤモヤした転勤の問題が見えるようになるかもと期待する思いがありました。

 

社会保険労務士にあると決めていましたから、企業の経営が分かった方がいい、経営の話ができた方がいいという考えでした。しかし、考えとはまるで違い、コンサルタントはハードでした。

 

たとえば、経営診断書を作成しますが、1つの会社に複数名でチームを組んで動き、簡易版の診断書でも、5-6センチのファイルがパンパンになるほどのボリュームでした。これを会社に寝泊まりしながら検討・作成していました。

 

ハードではありましたが、経緯のこと、経営診断の手法などを一通り学ぶことができて、習得した段階で、社会保険労務士へ向けてがんばろうと切り替えました。

社会保険労務士一年生

社会保険労務士試験に合格し、埼玉県春日部市で開業しました。当初から自分で思考し遂行する開業を考えていました。しかし、開業しても、今のようにインターネットの時代ではなく、最初は、私を知る人など皆無でした。

 

初期の事務所は、アパートの一室でして、電話とFAXがある、言うなれば一坪オフィスでした。昼間からスーツを着て働き盛りの者が出て行けば周囲の目が違うものでした。

 

自分の棚卸をすると、人脈なし、ノウハウなし・・・とにかくないないづくしでした。情熱はあると割り切り、名刺とオリジナルのチラシを持って飛び込み訪問を行いました。駆けずり回りました。幸い、ご縁をいただき、なんとか顧客を見出し、そこから広がっていきました。

精神障害にかかわる業務にとても強い事務所です

社会保険労務士の業務も軌道にのり、労働問題に向き合うようになりました。

パワハラ、退職理由、退職追込みなどの労働問題の対応では、労災保険で給付を受けたい、健康保険の傷病手当金を受けたい、障害年金をもらいたいというテーマが関係してきます。労働問題の原因で、何らかの疾病、特に精神障害にかかっているケースが多くありました。

 

こうした中で、救済につながるものが3つあることを知ってほしいと思います。

  1. 業務上の出来事を背景とした労災保険の請求をする。
  2. 発生原因に関係なく、就労や生活の支障による障害年金を請求する。
  3. 職場によるものとして、精神的苦痛や働けなくなり失われた逸失利益などを損害賠償請求する。

これらは国民を救済する制度です。この中でも障害年金はぜひ活用してほしいと思います。なぜなら、手続きをするのに、まったく会社と関係しなくてもいいからです。

 

しかし、障害年金のことを知らない方も多くいらっしゃいます。是非、知ってほしいと思います。精神障害の労災申請の実績も豊富です。これまでもいくつも労災認定がされています。障害年金と労災との関係、申請・請求のタイミング、要件など総合的にお伝えすることが可能です。長い間、精神障害に向きあってまいりました。よほどの箸にも棒にもかからない限り、どうにか認定されるようにとがんばります。

かなりの年月、精神障害に向き合った業務展開をしています。障害年金のwebサイトを構築する以前から、精神障害の労災に関係して、精神障害の障害年金の請求業務を行ってきております。

迷われている方、障害年金が何かわからないけど興味がある方など、ぜひ、一度、ご相談を受けてみてください。お待ちしております。

 

                                社会保険労務士

                                 亀岡 亜己雄

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